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1947年ウラリスクに生まれ、オデッサの音楽学校に学んだ後、1960~66年グネーシン音楽学校でボリス・ゴールドシュタインに、1966~71年モスクワ音楽院でイーゴリ・オイストラフに師事した。
1971~74年同音楽院でオイストラフ教授の助手を務めた後、ノヴォシビルスク音楽院に移り、独自の指導法を開発して多くの優秀なヴァイオリニストを育てる。この間1971年のエリザベート王妃国際音楽コンクール、1977年のヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールに入賞し、演奏家としての活躍の場を広げる。
1989年リューベック音楽院の教授となり、以後ロンドン王立音楽アカデミー、ロッテルダム音楽院でも教鞭をとった。
現在はケルン音楽大学、チューリッヒ音楽大学教授。マドリッドのソフィア王妃音楽大学でも教鞭をとっている。また、チャイコフスキー、ジュネーヴ、クライスラー、ティボール・ヴァルガなど多くの国際コンクールに審査員として招かれている。
門下からはワディム・レーピン、マキシム・ヴェンゲーロフ、樫本大進、庄司紗矢香、川久保賜紀をはじめとするトップ・アーティストや、主要な国際コンクールの入賞者を多数輩出している。
2007年6月にチャイコフスキー国際コンクールで門下の神尾真由子が優勝したことは、記憶に新しい。
日本では、1999年より2002年まで“ヨコハマ ザハール・ブロン ヴァイオリンセミナー”を横浜みなとみらいホールで主宰、2002年からは宮崎で“みやざきザハール・ブロン音楽祭”を主宰している。また、2005年から毎年“クールシュヴェール国際音楽アカデミーinかさま”に講師として参加している。ロシア功労芸術家。